安平町早来中学校3年の山下日和梨さん(14)と1年の余野琥珀さん(13)が、19日から旭川市で開催される第53回全国中学校ソフトテニス大会の女子個人戦(ダブルス)に北海道代表として出場する。7月下旬に北見市で開かれた全道大会で準優勝し、代表権を獲得。17日午後、及川秀一郎町長を表敬訪問し、決意表明した。
7月上旬に苫小牧市で開催された胆振大会を2位で通過。道大会では各地区を勝ち上がってきた強豪ペアを次々と撃破し、上位4ペアに与えられる権利を手にした。
道内では珍しいという2人とも後衛に並んで構えるスタイルを取っており、ボールをつないでチャンスに決め切るのが持ち味。ペアを組んでまだ日の浅い2人だが、1ポイントごとに話し合うなどして精度を高めてきた。
山下さんにとっては中学生活最初で最後の全国大会。「全国大会に出られるのは周りの方々の支えがあったから。しっかり感謝しながら、1球1球大切にプレーしたい」と言い、「雰囲気に負けず思い切って、冷静に試合を組み立てたい」と意気込む。
一方の余野さんは、1年生ながらの全国大会。小学時代には4度全国大会の出場権を手にしながら、新型コロナウイルスの影響で3度中止になるという悔しい思いをしてきた。今大会では「悔いのない試合をし、一つでも多くのことを学びたい。プレーの波を改善して、いい球を打てるようにしたい」と張り切る。
大会はトーナメント戦で行われる。及川町長は「日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、落ち着いて普段通りのプレーを。まずは1回戦を勝ち抜くことを目指し、次へ向かってほしい」と激励した。