むかわ町は、国の基準値を超えるレジオネラ菌が検出されたとして、休止していた樹海温泉はくあ(町穂別稲里)の営業を6日に再開した。
7月11日の定例水質検査で基準値超えが分かり、町は同25日から営業を休止していた。その後、清掃、消毒作業などを経て再検査した結果、今月4日に担当者から「菌は不検出」との報告があり、再開を決めた。
レジオネラ菌は河川や温泉などに生息する細菌で、感染すると、風邪のような症状や肺炎などを引き起こすとされる。町によると、定例検査を行った7月11日から、基準値超過が判明した同25日の前日までに約700人が施設を利用。健康被害は現時点で確認されていないという。