郷土の自然を学ぶ 生き物と触れ合う「夏の海塾」 白老町環境 町民会議

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年8月9日

 白老町環境町民会議(粂田正博会長)は6日、町内の小学生を対象に「しらおい夏の海塾」をヨコスト海岸で開いた。1~6年生9人が海岸に生息する海の生き物を観察したり、貝殻や木など浜辺にある物でアート作品を作ったりして郷土の自然の豊かさを学んだ。

 同会議は2010年度から町内の倶多楽湖やポロト湖などで環境教室を開いており、ヨコスト海岸での「夏の海塾」はその一環。

 同海岸などで人工リーフの設置などを手掛ける室蘭開発建設部苫小牧砂防海岸事務所の職員が、リーフに生育するヤドカリやヒトデ、ウニ、ユムシなどを水槽に入れて紹介した。児童らは水槽の中に手を入れてヤドカリやヒトデをつかみ、じっくりと観察した。

 萩野小学校1年の高橋奏多君(7)は「ヒトデは図鑑で知っていたけど目で見て触ったのは初めて。参加して良かった」と満足した様子だった。

 このほか、同会議の理事で地元陶芸家の前田育子さんが漂流物などを材料にしたアート作りを指導。アイヌ民族文化財団の堀江純子さんは湿原を案内し、さまざまな植物を児童に紹介した。

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