日高のみちとくらしを考える会(米谷友光会長)主催の「日高自動車道パネル展」が浦河町役場で31日まで開かれている。日高自動車道が地域に果たす役割についてパネルで紹介している。
日高自動車道は、苫小牧市から浦河町に至る延長約120キロの自動車専用道。札幌市や苫小牧市など主要都市と日高地域を結ぶ高速交通ネットワークを形成し、高次医療機能の整う都市部への救急搬送、日高管内の農水産物や競走馬の輸送、観光客の入り込みなどさまざまな面から効果を発揮している。
会場では、厚賀インターチェンジ(IC)~新冠IC=仮称=の9・1キロ区間が2025年度に開通を予定していることや工事の状況、日高自動車道の役割や効果などを紹介するパネル9枚を展示。来庁者らは足を止めてパネルに目を通し、整備事業への理解を深めていた。
同会の米谷友光会長は「日高自動車道が浦河まで整備されれば、経済効果や生活の利便性が向上することは間違いない。パネル展で多くの町民に、地域の未来を担う日高自動車道について知ってもらいたい」と話している。同会は今後、新ひだか町役場での開催も検討している。