白老町のNPO法人ウレシパの杜(山田和子理事長)は7月30日、小学生を対象にした巣箱の製作と設置を町子育てふれあいセンター横の森で行った。
同町のNPO法人お助けネットとの共催事業。
町内の小学1~6年生11人と保護者が参加し、マツ材の板を組み合わせ、ねじを回す電動工具を使って家型巣箱を作った。
完成品は持ち帰ったほか、3個を会場の森に取り付けた。今後、民族共生象徴空間(ウポポイ)横のウレシパの杜(もり)にも設置する。
森の北にはポロト湖、南にはヨコスト湿原があり、シジュウカラやヤマガラなどが生息している。同事業は、巣箱の製作と設置を通して周辺の環境や野鳥に関心を深めてもらおうと初めて実施。山田理事長は「この取り組みが、自然との共生について学ぶきっかけになれば」と話していた。