むかわ町は27日、町内穂別稲里の樹海温泉はくあで、国の基準値を超えるレジオネラ菌が検出されたことを明らかにした。これを受けて町は当面の間、同施設の営業を休止するとともに被害の確認を急いでいる。
町によると、レジオネラ菌は、河川や温泉などに生息する細菌で、感染すると、風邪の症状や肺炎などを引き起こすとされる。11日に定例水質検査を行った結果、25日までに基準値を超えていることが発覚。同日指定管理者から報告を受け、浴槽の消毒や洗浄、再検査に時間を要するとして、直ちに施設の営業を休止した。再開のめどは立っていないという。
同施設は、検査を行った11日から不適格が分かる前日の24日までの期間に700人弱が利用。現時点で健康被害は確認されていないが、町経済恐竜ワールド戦略室は「万一体調に異変を感じた方は町に連絡するか、病院で診てもらって」と呼び掛けている。
問い合わせは、町経済恐竜ワールド戦略室 電話0145(45)2118。