法城寺でHOJOフェス 防災でまちおこし 災害への備え考える むかわ

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年7月19日

 むかわ町大原の法城寺の境内で18日、イベントを通じて胆振東部地震からの復興を促すイベント「HOJO(ホウジョウ)フェス」が開かれた。北海道出身のお笑いコンビ「アップダウン」(吉本興業所属)を招いて防災に関するトークショーなどを繰り広げ、来場者とともに日々の備えを考えた。

 町民有志らでつくる「むかわ町防災連携委員会」が主催した初の企画。災害支援イベントカーをステージとして活用し、ショーを展開した。アップダウンはお笑いトークや音楽ライブを披露した後、主催者と防災に関するトークショーを行い、町内の寺院が災害時の避難所になっていることや防災に関する情報を常にアップデートしていくことなどを共有した。

 このほか、8月に東京都内で開催される全国高校総合文化祭「とうきょう総文2022」の軽音楽部門に出場する鵡川高校軽音楽部のほか、鵡川中、鵡川高の吹奏楽部でつくる「Shishamo Youth Wind Orchestra」(シシャモ・ユース・ウインド・オーケストラ)や地元のキッズダンスチームが出演し、演奏やパフォーマンスで町民を元気づけた。

 各ブースでは串焼きや空揚げ、ハスカップスムージーのキッチンカーが出店したほか、模擬店でカレーライスやビールなども販売。町はこの春に改訂した津波ハザードマップについて解説するコーナーを設けた。町恐竜ワールドセンターによる化石クリーニング体験や有志による割り箸鉄砲、トランポリンも子どもたちの人気を集めていた。

 会場には多くの来場があり、企画した町PR大使で同委員会の金野英津子代表は「委員会として、これからもむかわ町のお手伝いができれば」とイベントの成功を喜んだ。

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