ツーリングが楽しい季節を迎え、白老町北吉原132に今月、バイクのライダー客をターゲットにした民泊施設「ライダーズステーション ケンズハウス」がオープンした。今年は10月まで開業予定で、管理人の上田健吾さん(64)は「札幌圏や港、主要観光地とのアクセスが容易」と白老の魅力を語り、利用を呼び掛けている。
上田さんは、奈良県西部に位置する三郷町出身。会社員時代からバイクツーリングを趣味とし、全国を旅する中で雄大な自然と道路が広い北海道に魅せられてきた。ライダーがくつろげる場所をつくりたいと、今春の定年退職を機に民泊施設にするための物件を町内で購入。自前で改修を手掛け、7月開業に向け準備を進めてきた。
施設は2階建てで、1階はキッチン、12畳のリビング、浴室、管理人室のほか自前でバイクのメンテナンスができる作業スペースを完備。一角には自身のバイク関連コレクションをずらりと並べた。2階は6畳洋間の宿泊室が3部屋。いずれも1人用だが、相談により2人での利用も認める。施設の向かいには、床をコンクリート打ちしたバイク用の鍵付きガレージ2棟を設けた。
バイク仲間同士の口コミで評判を広げてほしい―と希望し、ツイッターやインスタグラムといったインターネット交流サイト(SNS)で同施設について投稿した利用客は、1泊3500円の宿泊料から500円を値引きする。
上田さんは「地元のバイク好きも遊びに来てほしい。道内外の愛好家が集まる交流の場になれば」と語る。
予約は上田さんの携帯電話090(6987)4644、メールkengo4500@yahoo.co.jp。