日本製紙白老工場は1日、白老港東側の海岸でボランティア清掃を行った。社員約50人が参加し、砂浜に散乱した空き缶やペットボトルなどを収集した。
同社は地域社会と共存する持続可能な企業活動を基本理念とし、約30年前から毎年6月の環境月間に合わせて海岸清掃を実施している。2020、21年はコロナ禍で中止し、今回は工場の一斉休転期間延長などを受け、3年ぶりに実施した。
髙橋正人工場長は「活動を通して海洋ごみの流出を防ごう」と呼び掛けた。社員たちは、約2キロの砂浜に打ち上げられた漂流物や空き缶、ペットボトルなどを回収した。
胆振管内の海岸では5月末以降、ロシア語標記の注射器の漂着が確認されており、白老町生活環境課は発見した場合、触らずに道または町へ連絡するよう呼び掛けている。問い合わせは町生活環境課 電話0144(82)2265。