白老観光協会は17日、2022年度通常総会をしらおい経済センターで開いた。来賓含め約30人が出席し、21年度事業報告と収支決算を承認したほか、22年度の事業計画を決めた。
事業計画で、観光情報を発信する新しいウェブサイト作成、白老駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)と民族共生象徴空間(ウポポイ)の連携による商業観光振興などを重点に掲げた。
重点事業として、観光地域づくり法人(地域DMO)の本格的な旅行業登録申請を目指し、白老発の着地型旅行商品企画と体験メニューの構築、旅行などに関するコンシェルジュ機能を確立。町ならではの食材、観光資源、特産品を生かした情報発信の拠点となることも確認した。
また、新型コロナウイルス対応の地方創生臨時交付金事業として、観光需要喚起に特化した短・中期的支援策「ウェルカムしらおいキャンペーン」を継続し、コロナ後の外国人観光客受け入れ再開を見据えた新たな観光資源の創出にも取り組む。
福田会長は喉の不調のため、上村篤正副会長の代読によって「コロナ後の誘客活動に重点を置き、情報発信や受け入れ態勢を強化したい」とあいさつした。