むかわ町の鵡川高校(三村素道校長)の2年生は15日、地域の自然や歴史、文化などについて学ぶ「むかわ学」の一環で、鵡川地区の保育・児童施設や高齢者施設を訪れた。生徒47人が現場で働く人たちから生の声を聞き、現状や課題、解決策について考えた。
福祉をテーマとし、保育・児童施設には7~8人、高齢者施設には4~5人のグループになって訪問した。
町大原のひかり認定こども園には2グループが訪れ、施設内を一通り見学した後、職員から町内の保育施設の現状、課題などについて説明を受けた。
同園は「一人ひとりのきめ細やかな教育・保育の提供」を意識しており、丹治秀昭法人本部長は「今後の保育は、少人数で、より目配りできることが必要になる」と指摘。鍋城弥生園長は「子どもに目線を合わせてスキンシップを取るようにし、日々子どもたちを楽しませることを考えている」と話した。
松並諒弥さん(17)は「自分がこども園に通っていた頃と今とでは、見え方や感じることが違い、勉強になった」と話していた。