心構え、伝え方学ぶ おもてなしガイド養成講座開講 白老

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年6月9日

 白老町は8日、観光客に町内の観光スポットを案内する「おもてなしガイド」の2022年度人材養成講座初級コースを町コミュニティセンターで開講した。受講者12人が12月7日までの計14回、座学や町内各地域でのフィールドワークなどを通じ、ガイドに必要な知識や技術を身に付ける。

 講座は、町内の観光スポットをガイドできる人材を養成する、観光のまちづくり戦略の一環。21年4月に同講座の受講生らが設立した「白老おもてなしガイドセンター」が企画運営を担う。

 この日は、ガイドになるまでの流れなど概要を説明後、第1回座学を登別温泉街などでガイド活動を展開する登別ゲートウェイセンター代表阿部敏昭さん(49)を迎えて行った。

 阿部さんは「ガイドとしての心構え、伝え方、話し方」の演題で登壇。ガイドについて「自然と人、地域と人、人と人をつなぐ橋渡し役。参加者や自然、資源に感謝する姿勢が大切」と訴え、「ガイドの印象が町のイメージになることを忘れず、町のファンやリピーターを増やして」とエールを送った。

 受講者の団体職員、鄭延雪さん(33)=町川沿=は「観光分野の知識や経験を得て町の役に立ちたい。外国人観光客が戻ってきた際には自分の中国語がガイドに生かせるかも」と声を弾ませた。

 講座では、22日に白老消防署で普通救命講習を受講。7月以降は座学とフィールドワークで町内の観光スポットを学び、案内や説明の技術を高める。町は次年度以降も、より実践的な養成講座で経験を積んでもらい、町の魅力を発信できる人材を育んでいく考えだ。

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