馬産地日高と胆振管内の小学生を対象に募集した今年度の「ひだか馬の絵コンテスト」（日高振興局主催）の審査結果が8日に発表され、大賞に苫小牧錦岡小学校6年の梅庭紅花（くれな）さんの作品「仲良し親子」が選ばれた。

　馬産地の子どもたちに身近な馬に親しみや関心を持ってもらうコンテストで、今年で18回目。

　日高管内の日高、平取、新冠、新ひだか、浦河の5町10校から183点、胆振管内の苫小牧市、安平町の8校から19点の応募があった。

　審査は7日、日高振興局4階講堂で行った。審査員は新道展会員の田中郁子さんを審査委員長に、JRA日高育成牧場の石丸睦樹場長、日高信用金庫の新保雄司常務理事ら7人。

　1次審査では、馬のかわいらしさ、美しさ、力強さ、たくましさ、優しさなど馬の魅力が十分に表現されているかを総合的な視点から審査し、27点を選出。2次審査で大賞1点、優秀賞5点、入賞6点の計12点を選んだ。

　田中審査委員長は大賞の作品について「柔らかなタッチと色合いで、優しい感じがして大変良い」と講評した。

　入賞作品は月ごとに一作品を掲載した馬の絵カレンダーに使用され、関係者や管内各地で予定する展示会で無料配布される。また、すべての作品を道庁ブログで順次公表する予定だ。

　大賞以外の入賞者は次の通り。　

　▽優秀賞　上村姫愛（浦河東部小4年）、古川千晴（日高厚賀小1年）、中村悠季、原田湊菜、池田愛奈（以上、平取小2年）▽入賞　宮川心、宮内冬真（新ひだか桜丘小1年）、聲高主税（浦河東部小4年）、古谷萌結（苫小牧大成小5年）、西山晴陽（新冠小5年）、吉田陽香（浦河堺町小1年）