文化芸術に触れる 旧飛生小でトビウの森と村祭り 幻想的な光景楽しむ 白老

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2021年9月6日

 白老町の飛生アートコミュニティー(国松希根太代表)は4日、同町竹浦の旧飛生小学校で「トビウの森と村祭り」と題したイベントを開いた。ダンスのパフォーマンスや音楽ライブなどさまざまな文化プログラムで来場者を楽しませた。

 旧飛生小校舎を利用したアーティスト共同アトリエ・飛生アートコミュニティーが、文化芸術イベント「飛生芸術祭」の一環として2011年から続けた「トビウキャンプ」の縮小版として開催。新型コロナウイルス感染対策で、キャンプ宿泊を伴う従来の開催スタイルを変え、入場人数を制限した1日限定のイベントとした。

 会場の校舎やグラウンド、周辺の森では、世界的美術家奈良美智さんがDJを務め、ポップスやロックなどの曲を紹介する「森から聴こえる音楽」をはじめ、ダンス集団のパフォーマンスや人形劇、バンドのライブ演奏などさまざまなアーティストのプログラムを提供した。夜には巨大なキャンプファイアの周辺でアイヌ民族の伝統歌などを響かせる「ウポポ大合唱」を実施。来場者は幻想的な光景を楽しみ、芸術文化に触れる一日を満喫した。

 飛生芸術祭は12日にかけて旧飛生小や町内各所でイベントを計画している。詳しくは飛生アートコミュニティーのホームページで紹介している。

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