来月からウエルカムキャンペーン 白老観光を応援 参加事業者を募集

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  • 2021年9月1日

 白老観光協会は、白老町の補助を受けて10月1日から、「ウエルカムしらおいキャンペーン」と題した観光振興事業を展開する予定だ。町内の宿泊施設の利用者に対し、宿泊料の一部を助成する事業などで、新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んだ旅行需要の回復につなげる。同協会はキャンペーンに参加する事業者を募集している。

 町によると、新型コロナ対応の地方創生臨時交付金を活用したキャンペーンは、「しらおい観光満喫割事業」「しらおい周遊クーポン事業」「しらおいスタンプラリー事業」の3本立てとし、白老観光協会が実施主体となって12月下旬にかけて展開する計画だ。

 観光満喫割事業では、キャンペーン対象の宿泊施設の利用客に対し、最大2泊まで宿泊料を助成。助成額は、1人1泊の宿泊料1万円未満の場合は半額。1万円以上の場合は5000円(上限)。また、チェックイン時に町内の飲食店・物販店で使える2000円分のクーポンを配布する。

 宿泊料助成事業の期間は12月24日まで(25日のチェックアウト分まで適用)、クーポン利用は同25日までを予定している。

 周遊クーポン事業では、町内の飲食店・物販店などで使える300円分のクーポンを観光客に配布し、町内周遊を促す。クーポンは、1回の会計で1000円以上になった場合に利用できるようにする。配布場所は、参加事業者の店舗、町役場、観光協会、JR白老駅などを想定。期間は12月25日までを予定している。

 スタンプラリー事業では、対象店舗を利用した際にスタンプ1個を付与し、その数に応じて白老牛肉など特産品を抽選でプレゼントする。スタンプは、店にあるQRコードをスマートフォンで読み込んで取得するデジタル方式で行う。期間は12月25日までを予定。

 コロナ禍による観光業への影響が町内でも広がる中、町の担当者は「事業が観光需要の早期回復につながれば」と期待。しかし、新型コロナ感染流行の状況によっては「キャンペーンの開始時期を延期する場合もある」としている。

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