駒大苫、終盤に逆転  苫中央、リード守り切れず―春季道高校野球大会室蘭支部予選

  • スポーツ, 野球
  • 2021年5月15日

 第60回記念春季北海道高校野球大会室蘭支部予選最終日は15日、とましんスタジアム=苫小牧市=でA、B両ブロックの代表決定戦が行われた。午前のAブロックは、八回を終えて駒大苫小牧が苫小牧中央に7―4でリードしている。

 また、同日午後のBブロックでは北海道栄と苫小牧東が激突した。

 【Aブロック】

 ▽決勝

駒大苫小牧

 00001060―

 20200000―

苫小牧中央

(駒)林、石橋―田中結、北山

(苫)斉藤、宮田―笹原

?津田2、荒木、佐藤(駒)時田(苫)

14日

 【Bブロック】

 ▽準決勝

苫小牧東

0120025―10

1000000―1

大谷室蘭

    (七回コールド)

(東)長谷川稜、福田―前川

(大)今谷、酒井、高橋―石井

?長谷川稜(東)

?高田2、猪田(東)

―苫東 長谷川稜、投打に活躍

 苫東の2年生長谷川稜が投打に活躍を見せた。投手陣唯一のサイドスロー右腕として先発し、「力勝負しないように」と打ち取る投球を徹底。初回こそ重盗で先制点を奪われたが、6回を60球の3安打1失点にまとめた。「ベストピッチングだった」と胸を張る。

 打っては4点リードで迎えた後半七回の先頭で三塁打。続く木村英(3年)の適時打で本塁生還を果たすなど、大量5得点のきっかけをつくる一打でチームのコールド勝ちに貢献した。

 「きょう一番調子の良い投手として先発を任せた。しっかり役割を果たしてくれた」と前川監督は目を細める。中学時代までオーバースローの本格派投手だったが、「横手投げで球威があれば、抑えられる」と監督の助言を受け昨秋からフォームを変更。その成果が早くも春に実った。

 チームは先発全員安打の15安打を放って昨年秋に続く2大会連続のブロック決勝進出。長谷川稜は「打席に立つと必ず打ってくれる雰囲気があって安心する」先輩ら仲間たちと共に夏1回、春4回の甲子園出場を果たした古豪再興を見据える。

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