北洋大が連勝スタート―道学生野球1部春季リーグ

  • スポーツ, 野球
  • 2021年4月26日

 大学野球の北海道学生野球連盟1部春季リーグ第2日は25日、とましんスタジアム=苫小牧市=でリーグ戦3試合が行われた。北洋大は道教育大旭川に4―2で競り勝ち2勝目を挙げた。

 函館大は延長十一回の激闘の末3―2で東京農業大道オホーツクにサヨナラ勝ち。旭川大は道教育大函館に11―1で六回コールド勝ちした。

 北洋大は5月1、2両日にあいべつ球場=上川管内愛別町=で旭川大と第2節を戦う。

 【第1節】

 ▽2回戦

北洋大(2勝)

000201001―4

000000020―2

道教育大旭川(2敗)

(北)福田翔―臼井彗

(旭)佐藤―平原

㈢楠(北)

㈡成田、楠(北)

 北洋大が連勝。四回2死二、三塁で敵失間に2点を先制すると、六回、九回にも相手守備の乱れに乗じて加点した。投げては2年生右腕の福田翔が完投した。

東農大オホーツク(1勝1敗)

 200000000

 110000000

函館大(1勝1敗)

        00 ―2

        01x―3

 (延長十一回サヨナラ)

(東)伊藤茉、林―古間木

(函)村田、竹下―小笠原、中村

㈢中山(函)

㈡金子(東)石郷岡、西田(函)

旭川大(2勝)

000128―11

100000―1

道教育大函館

    (六回コールド)

(旭)関口、福士健―中田

(函)高橋、東本、原―佐藤

(本)佐藤一(旭)

㈡高橋、及川(旭)森(函)

24日

 【第1節】

 ▽1回戦

道教育大旭川(1敗)

001000000―1

02000000X―2

北洋大(1勝)

(旭)上野―平原

(北)後藤、臼井大―臼井彗

函館大(1敗)

000000000―0

00100012X―4

東農大オホーツク(1勝)

(函)枯木、三上、本田―小笠原、中村

(東)林、伊藤茉―古間木

㈡小島、守屋秀、小田、古間木(東)

道教育大函館(1敗)

000100000―1

00002000X―2

旭川大(1勝)

(函)後藤、原―佐藤

(旭)石田、佐賀―中田

㈢筒井(函)

―福田翔、初先発で完投勝利

 駒大苫小牧高出身の右腕福田翔(2年)が、大学初先発のマウンドで力投した。「先発するつもりで準備してきた」と気合十分で臨み一、二回を三者凡退に仕留めると、その後も各回でテンポ良くアウトを重ねた。八回こそ味方の失策が続き2失点したが、九回までを一人で投げ切り4安打11奪三振と上出来の内容だった。

 制球力のある球速130キロ後半の直球でカウントを取り、「打者から逃げていく」(福田)変化球には切れがあった。大滝監督は「継投も考えていたが、最後まで粘り強く投げてくれた。真面目で一生懸命な努力家。活躍は非常にうれしい」とたたえた。

 高校時代から誠実な人間性を買われ、エース番号を背負ったこともあった。大学進学後は当時4年生だった現プロ野球北海道日本ハムファイターズの伊藤(23)から体力強化を助言され、1日の食事回数を6回にするなどして体重を10キロ以上増やした。

 伊藤や現チームのエース後藤(3年)、高校時代の後輩北嶋(現亜細亜大1年)といった身近にいた実力者から投球術を学ぶことができたのも大きかった。後藤に次ぐ先発の柱に名乗りを上げた福田は「きょうよりもいい投球ができるように次節に向けて調整したい」と意気込んでいた。

こんな記事も読まれています

ニュースカレンダー

紙面ビューアー