恵庭市の原田裕市長は22日、記者会見を行い、新型コロナウイルス感染症対策として、重篤化リスクの高い人と接する機会が多い医療従事者に任意で新型コロナウイルスのPCR検査を行う考えを示した。また、希望があった市内156事業所に検査キットを配布したことも強調した。
市内では今年に入り、クラスター(感染者集団)が発生し、感染者は21日までに150人を数え、市長は「昨年1年間の倍以上で予断を許さない状況」との見方を示した。
ウイルスのワクチン接種に向け対策室を設置。国からの段階的供給量に合わせ、医師会と接種券と案内通知発送時期を協議する。4月上旬からはコールセンターを開設し、市民の問い合わせにも対応していく意向という。
4月1日付人事では、来年6月開催の全国都市緑化北海道フェア、道道基線やルルマップ川の整備に向け北海道から2人の職員派遣を受け入れる。市長は「大会長は道知事。経済部に新設する理事(部長職)を推進室長とし、体制も現行人員の3倍の20人となり、道との連携をしっかり取りたい」と述べた。