コロナ禍の子どもたちに白球を届けたい―。苫小牧ハスカップライオンズクラブ(門脇貞男会長)が21日、市少年野球場で行われた大会開会式で少年団登録している市内16チームに公認軟式ボール1ダースをそれぞれ贈呈した。
スピードスケート少年団の活動援助や卓球大会後援など、地域の青少年スポーツを長く支えてきたハスカップライオンズクラブ。今年7月に30代目の会長となった門脇さんが、新型コロナウイルスで大会開催などに苦慮していた少年野球の現状を知り、「力になりたい」と苫小牧市スポーツ少年団野球専門部会に支援を打診していた。
新型コロナの影響で例年より4カ月以上遅れて開催された今大会の特別協賛となり、白球が詰まった箱を各チームの選手代表に手渡した門脇会長。「みんないい顔をしていた」と相好を崩しながら、「スポーツは気力、体力を養い、大人になっても生きるもの。大会では今、自分が持っている力を正々堂々発揮してほしい」と期待していた。