駒大苫コールド発進 鵡川は2回戦伊達に先行-秋季道高校野球室支部予選

  • スポーツ, 野球
  • 2020年9月15日

 第73回秋季北海道高校野球大会室蘭支部予選第4日は15日、とましんスタジアム=苫小牧=でAブロックトーナメント2回戦を行った。第1試合は室蘭栄が7―0の七回コールドで伊達緑丘に快勝。第2試合では鵡川が伊達と対戦し、2回までに8点先行した。

 第3日午後のBブロック2回戦は、駒大苫小牧が9―0の七回コールドで室蘭清水丘を下した。

 【Aブロック】

 ▽2回戦

伊達緑丘 0000000=0

室蘭栄  200104×=7

(七回コールド)

(緑)越橋、中村、越橋―長尾

(栄)住吉―佐々木

(三)一戸(栄)

(二)住吉(栄)

伊達緑丘 232 1333

     打 安 振 球失

室蘭栄  25102 42

伊 達 00

鵡 川 71

(伊)松原、馬場―菅原

(鵡)佐々木―木川

(二)門脇(鵡)

14日

 【Bブロック】

 ▽2回戦

室蘭清水丘 0000000=0

駒大苫小牧 211230X=9

(七回コールド)

(清)久保―太田

(駒)林、稲場、熊野、石橋―田中結、北山

(三)三次(駒)

(二)小田(駒)

室蘭清水丘 212 1132

      打 安 振 球失

駒大苫小牧 27112 40

 駒大苫が快勝した。打線は一回に小林の適時打などで先制すると、五回まで毎回得点で突き放した。守っては4投手リレーで無失点。清水丘はわずか2安打にとどまり、走者を一度も三塁に進められなかった。

「つなぐ野球できた」投手陣に奮起求める佐々木監督 駒大苫

 今夏の南大会4強入りを果たした主力の3年生が抜け、戦力が一新された駒大苫。スタメンの半分近くを1年生が担う布陣だが、打線は11安打7盗塁をマークするなど「つなぐ野球ができていた」と佐々木監督は評価した。

 一方、昨年春以来のエースだった北嶋(3年)が去った投手陣には課題が残った。新たに1番を付けた石橋(2年)を除き、継投の3人はいずれもこの日で公式戦初登板を迎えた。2安打と無失点リレーを披露したが、監督は「まだまだ」と手厳しい。

 不用意な四死球もあり、各投手ボール先行で球数が多いことを挙げ、登板を見据えた準備の仕方も「いまひとつだった」という。「手本の北嶋が身近にいたはず。もう少し自覚を持ってほしい」と奮起を促す。石橋は「北嶋さんから1番を受け継いだプレッシャーはあった。投球フォームを修正したい」と語った。

2安打3打点3盗塁の活躍 打線をけん引

駒大苫・津田

 2安打3打点3盗塁の活躍が光った駒大苫小牧中堅手の1番・津田がリードオフマンの働きをきっちりこなした。津田は「何よりチームの勝利に貢献できたことがよかった」と初陣を振り返った。

 「積極的に仕掛けた」と話す津田は3度の出塁すべてで二盗に成功し、「貴重な1点のために、これからも狙っていきたい」と意欲的。

 二回は1死一塁から9番・林に送りバントを指示した佐々木監督は「津田の勝負強さを信じて送った」。意向に応じた津田は「初球からいこうと考えていた」。思いの通りに内角高め直球を逆らわず中前へはじき返し、追加点をもたらした。

 続く2安打も各2死の場面。五回は二、三塁で左前に2点適時打を放ち、大勝の流れを決定づけた。「大きい当たりを狙わず、後ろにつなごうということを最優先に考えた」と言う。堅実な単打2本で挙げた3打点と鋭い走塁で攻撃をけん引した。

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