犠牲者に祈りささげる 地震発生時刻に黙とう 厚真町 胆振東部地震2年

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  • 2020年9月7日
6日午前3時7分に合わせ、黙とうをささげる町職員ら=厚真町役場前

 最大震度7を観測し、44人が死亡した胆振東部地震の発生から6日で2年を迎えた。37人が亡くなるなど最も大きな被害が出た厚真町では、同地震発生と同時刻に役場前で町職員有志らが黙とう。町総合福祉センターと土砂崩れの犠牲者が多数出た吉野地区に設置された献花台にも多くの遺族や町民らが訪れ、復旧、復興への決意を新たにした。

 町役場前ではこの日、2年前に地震が起きた6日午前3時7分に合わせ、町職員親睦会が追悼セレモニーを企画。小雨が降り注ぐ未明にもかかわらず、職員や家族ら約100人が参列した。

 役場前の樹木を「復興頑張ろう」「高く羽ばたけ厚真町」「絆」などとメッセージを記した37個の紙コップに入れたキャンドルで囲い、午前3時7分に合わせて黙とうをささげた。

 町役場では2年前の震災で、吉野地区に住んでいた中川信行さん=当時(62)=が命を落とした。親睦会会長で町防災担当理事の吉田良行・総務課長(59)は「発災直後の混乱を思い浮かべながら、厚真町のこれからの復興に向けた新たな誓いをさせてもらった」と強調。中川さんをしのびながら「2年たっても残念でならない。厚真のために頑張ってこられた方なのでその意志を引き継ぎ、職員一丸となって頑張っていきたい」と思いを述べた。

 町総合福祉センターでは前日に引き続き、献花台が設けられ、5日からの2日間で約400人が手を合わせた。6日正午には宮坂尚市朗町長らも訪れ、サイレンに合わせて黙とう。被災地は追悼の祈りに包まれた。

 宮坂町長はこの2年間を振り返りながら、「犠牲になった皆さんの思い描いた人生を引き継ぎ、これまで以上に輝く厚真町にすることを約束させてもらった。支援に応えられるように頑張っていく」と決意を新たにしていた。

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