JR白老駅から歩いて数分の距離にある。店内は、南側に面した大きなガラス窓から太陽の光が注ぎ込む明るい雰囲気。地元ハンドメード作家のアクセサリーなど雑貨が並ぶスペースもあり、買うことができる。
自慢の一品は白老牛牛すじカレー(サラダ付き、税込み750円)。店主の中村美樹子さん(51)の親戚筋に当たる地元の牛肉加工会社から良質の白老牛肉を仕入れ、使用している。牛すじを煮込んだスープとルー、スパイス、炒めタマネギで仕上げたカレーはシンプルながら、味のバランスは抜群。具材の白老牛肉がたくさん入ったカレーを目当てに、札幌市や苫小牧市など町外から訪れる客も多い。
同店の前身は、中村さんの夫の母親が営んでいたラーメン店。2016年に他界したが、約40年続いた「宝竜」の店名を無くしたくないと同年、イタリアン料理店での調理経験を生かしてキッチンカフェを開業した。
一番よく出るカレーのほか、白老牛を使用した宝竜バーガー(同600円)もあり、「白老牛のおいしさを知ってもらいたい」と中村さん。メニューでは、三元豚のカツサンド(同800円)、チキンやキノコのグラタン(同600円)、日替わり定食(同800円)なども人気だ。
白老町大町2の3の11。営業時間は午前9時から午後5時まで。定休日は木曜。電話0144(82)4532。