支え合う

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2024年12月13日

 新型コロナウイルスが流行して以来、出会いや交流の機会が減り、若い人たちが交際して結婚し、家庭を持つイメージが描きにくくなっている気がする。

 結婚は、少し前までするのが当然で、女性はしないと体に不具合があるとみなされた。さらに25歳までに結婚しなければ、クリスマスケーキに例えて「売れ残り」と言われた。安倍晋三元首相の妻昭恵さん(62)も「女性はクリスマスケーキと言われていて、24歳の最後の日に結婚したんです」と2014年に都内で開かれた「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」で明かしている。

 今は国籍、人種、価値観などが違う相手を尊重する多様性社会に向かっており、結婚や出産をしない人も自分らしく生きやすいようになった。ただ、それは少子化の一因にはなっているようで、23年生まれの日本人の子は前年より約4万人少ない72万7277人(厚生労働省統計)と、また過去最少になった。

 多様性社会を維持するには、個々の人権を尊ぶだけでなく、それぞれの対応しきれない部分を支え(補い)合うことが必要だ。未婚者が尊重される社会を維持するには、結婚や子育てをする人を支援すること。そうしなければ、この国を支える日本人はいずれいなくなる。(林)

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