白老町で7月12日開業の民族共生象徴空間(ウポポイ)に訪れる人たちをおもてなしの心で迎えようと、同町の大町と東町の4町内会が20、21両日、歩道の花壇整備と歓迎看板の設置に汗を流した。
作業に集まったのは、道道白老停車場線付近の大町第3、第4、第5町内会と東町第1町内会の住民ら約100人。町の「がんばる地域コミュニティー応援事業」の補助金を活用して花壇の土や肥料、歓迎看板の材料などを購入。町花と緑の会からマリーゴールド2100株の提供を受けて停車場線(約500メートル)の歩道100カ所の花壇に植え、「ウェルカムロード花の道」と名付けた。
また、国道36号からの入り口付近の2カ所に「ようこそ!ウポポイへ」と日本語、英語で記した縦60センチ横90センチの看板を設置。ウポポイまでの距離も表示した。
21日には白老大町第5町内会(大屋正義会長)の会員らが作業に当たり、同じく会員の戸田安彦町長と竹田敏雄副町長も花を植えた。大屋会長は「ウポポイが白老の発展につながれば」と期待した。
今回の活動準備に当たった白老大町第4町内会の奥村勇会長は「白老に訪れる人たちを温かく迎え入れたい。そうした地域の思いが伝われば」と話した。