【ニューヨーク時事】米大リーグで、攻撃面で顕著な活躍をした選手を表彰するシルバースラッガー賞が12日発表され、ドジャースの大谷翔平選手（30）がナ・リーグ指名打者（DH）部門で選出された。エンゼルスに所属し、ア・リーグのDHで選ばれた昨季に続き、2年連続3度目。通算3度は外野手で2001、07、09年に受賞したマリナーズ時代のイチローに並ぶ日本選手最多。

　ドジャース移籍1年目の今季は昨年に受けた右肘手術のリハビリのため、打者に専念。54本塁打、130打点でナ・リーグの打撃2冠に輝き、打率は3割1分。59盗塁を記録し、史上初の「50本塁打―50盗塁」も達成するなど、ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献した。

　大谷は21日に発表されるナ・リーグ最優秀選手（MVP）受賞が有力視される。オールMLB、ハンク・アーロン賞も候補に入っており、受賞ラッシュが見込まれる。

　シルバースラッガー賞で、ナ外野手部門の最終候補だったカブスの鈴木誠也選手は落選した。