道と札幌市は4日、新型コロナウイルスに感染した同市の80代の男女2人が死亡し、新たに千歳市の80代女性を含む3人の感染を確認したと発表した。道内の感染者は延べ1105人(実人数1088人)、死者は90人となった。
札幌市は、居住地・職業非公表の60代男性の陽性が判明したと発表。道は石狩管内の70代男性と千歳市の80代女性の2人の感染を確認した。このうち、千歳の女性は感染経路が分かっていない。
3人の感染発表とは別に、北洋銀行は同日、光星支店(札幌市東区)の50代の女性職員が感染したと公表した。5日以降に札幌市の集計に加わる見込み。
道内で治療を終えて回復したのは849人。現在の患者数は166人で、11人が重症。軽症者向けの宿泊療養施設の入所者は7人まで減った。
道が「目指す姿」として示していた3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は3・9人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は1・3人(同3人以下)(3)入院患者数は159人(同250人以下)―と、16日連続で達成した。
国の基準の一つ「人口10万人当たりの直近1週間の新規患者数」は0・51人となり、目標の「0・5人程度以下」に近づいた。