春日町の上野さん親子 医療従事者へ感謝込め、通勤ドライバーにエール

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  • 2020年6月4日

 新型コロナウイルスの流行で気分が沈みがちな人たちを元気づけよう―。苫小牧市春日町の美容室グリングリンのオーナー上野健一さん(44)と息子の琥葉(こは)君(2)が、国道276号沿いの店前で通勤ドライバーに手を振って激励する活動が話題を呼んでいる。

 上野さん親子が活動を始めたのは2月末ごろ。琥葉君が通う幼稚園の休園をきっかけに、午前8時ごろの通勤時間帯に合わせて店の前に立ち、笑顔で手を振る取り組みを始めた。近隣には医療機関もあり「医療従事者への感謝と、市民に感染症に負けないエールを送る意味で始めた。手を振る子どもの姿でほっこりしてほしい」と話す。

 今は週4回ほど、沿道でミニこいのぼりを手にする息子を抱きながら笑顔で手を振る。中には手を振り返してくれるドライバーもいるといい、「自分も元気づけられている。息子も楽しんでおり、当面は続けたい」と話した。

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