道と札幌市は2日、新たに3人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。道内の感染者は延べ1099人(実人数1082人)となった。
道は空知管内の2人の感染を発表。このうち、年代、性別、職業非公表の1人はクラスター(感染者集団)が発生した岩見沢市の美容室の利用客だった。同美容室関連の感染者は計8人になった。この他、岩見沢市の50代の女性パート従業員も陽性が判明した。
札幌市は、市立保育所の清掃業務受託業者の70代の男性清掃員が感染したと発表した。1日に陽性が判明した70代女性の同居家族で、市によると園児や保育所職員の濃厚接触者はいないという。
道内で治療を終えて回復したのは821人。現在の患者数は191人で、うち重症は10人。87人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には9人が入所している。
道が「目指す姿」として示していた3指標については、(1)1日の新規患者数は4・7人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数は1・1人(同3人以下)(3)入院患者数は182人(同250人以下)―と14日連続で達成した。
国の基準の「人口10万人当たりの直近1週間の新規患者数」は0・63人となり、目標の「0・5人程度以下」はクリアしていない。