新型コロナウイルスの影響で講義を中止していた苫小牧駒沢大学(錦西町)の対面講義が1日に再開した。今年度入学した新1年生にとっては大学で学ぶのはきょうが初めて。待ちに待った時間に目を輝かせ、真剣な様子で臨んだ。
当初は4月7日に今年度最初の講義を行う予定だったが、新型コロナが世界で猛威を振るい、感染拡大が収まらないため開講時期を延期。国の緊急事態宣言の解除などを受けてこの日の講義再開となった。
最初は英語の読み書きに関する講義が行われ、1年生を中心に約30人の学生が出席。教員の指示で前後左右の間隔を空けて着席し、それぞれ熱心に講義の内容に耳を傾け、丁寧にメモを取っていた。
同大学では学生の学ぶ機会を確保するため、5月18日から一部の講座を遠隔で実施。新型コロナの影響で通学できない学生もいることから、今後も遠隔による講義は続ける考えだ。