苫小牧市は6月1日から、市内の公共施設を全面再開させる。新型コロナウイルスの影響で一部施設の利用中止が続いていたが、国や道が策定した感染防止対策の順守などを前提条件に開放。利用は当面、東胆振(苫小牧市、厚真、安平、むかわ、白老の4町)の住民に限る。
国の緊急事態宣言の全国拡大を受けて4月中旬から、放課後児童クラブの利用に限定していた全7カ所の児童センターは、自由来館を再開させる。
同宣言が解除された25日以降も道の方針を踏まえ、継続していた公共施設内の一部利用制限を緩和。総合体育館やアブロス日新温水プールなどのトレーニング室の使用、各施設での囲碁、将棋、麻雀などについても、施設の特性を踏まえた感染対策を講じることを条件に認める。交通安全センターも1日に再開する。
このほか、当初の予定通り1日から新ときわスケートセンターとダイナックス沼ノ端アイスアリーナ、5日からときわスケートセンターが開館。ウトナイ湖野生鳥獣保護センターは、月曜定休のため2日に再開する。
各種施設の利用を東胆振の住民に限る措置に関しては、道が札幌市と他地域との往来自粛を求めている6月18日まで継続。道の方針が変更された場合は、改めて判断をするという。