道と札幌市は28日、新たに7人の新型コロナウイルス感染を確認し、居住地、年代、
性別非公表の1人が死亡したと発表した。道内の感染者は延べ1078人(実人数1063人)、死者は計86人となった。
道は岩見沢市の50代女性と空知管内の70代の男女2人の計3人の感染を発表。50代と70代の女性2人は、同市内の美容業関連の店の利用客だった。これまでに公表された感染者の中にも同店の従業員、利用客の4人が含まれており、同店関連の患者は計6人になった。道は「クラスター(感染者集団)の可能性がある」とみて調べている。
札幌市は、4人の感染を確認。このうち10代の女性は4月25日に感染して回復したが、再び陽性になった。道内の再陽性は15例目となる。
道内では770人が治療を終えて回復し、現在の患者数は222人。うち12人が重症という。軽症者向けの札幌市内の宿泊療養施設には15人が入所している。
道が休業要請解除の目安とする「5月末までに目指す姿」については、(1)1日の新規患者数(目標10人以下)が7・6人(直近1週間の平均値)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同3人以下)は1・4人(同)(3)入院患者数(同250人以下)は207人(宿泊療養施設除く)―となり、9日連続で指標をクリアした。