現職宮坂氏 無投票の可能性高く 厚真町長選挙まで1カ月

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  • 2020年5月28日

 任期満了に伴う厚真町長選(6月23日告示、同28日投開票)まで1カ月を切った。現時点で出馬を表明しているのは、4選を目指す現職の宮坂尚市朗氏(64)のみ。今のところ宮坂氏以外に出馬の動きは見られず、前回2016年に続いて無投票となる可能性が高い。昨年4月の町議選で定員割れとなり、同日程で行われる町議補選(欠員1)についても、今のところ出馬の動きは出ていない。

 宮坂氏は3月6日の記者会見で「胆振東部地震からの復旧復興は私たちの世代で成し遂げたい」と力強く宣言し、出馬を表明した。被災者の生活再建や心のケアをはじめとする震災復興に向け、町のリーダーとして「次の4年で方向性、復興への道筋をつけていきたいと考えている」との思いを語っている。その後、新型コロナウイルス感染拡大の長期化もあってか、町長選、町議補選のいずれにも新たな候補者は浮上していない。

 宮坂氏の後援会は6月上旬に町内で事務所開きを行い、選挙戦に備えて準備を進める予定。前々回の12年の町長選では告示まで2週間を切って新人が出馬したこともあり、後援会事務所は「いつ対抗馬が出てきてもいいよう、選挙戦になることを踏まえた準備をしていきたい」と気を引き締めている。

 町選挙管理委員会によると、厚真町の選挙人名簿登録者数は3818人(3月1日時点)。町長選、町議補選の立候補予定者の事前説明会は6月4日、町総合福祉センターで開かれる。

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