新型コロナウイルスの感染拡大を受け、道に簡易式感染防止陰圧ブース2基を寄贈した長瀬清北海道医師会長(81)の夫人良子さん(82)に26日、鈴木直道知事から感謝状が贈られた。
同ブースは、医療従事者が検体を採取する時に中に入るもので、感染リスクを減らす効果がある。良子さんは新型コロナの無症状、軽症患者の宿泊療養施設となるアパホテル&リゾート札幌(南区)に2基寄贈した。
感謝状を受け取った良子さんは「新型コロナがまん延し、医療従事者が不安と戦いながら命懸けで戦っている」と感謝とねぎらいの言葉を述べ、知事は「医療従事者の大きな安心につながった」と感謝し、「ウイルスと戦うための用具、資機材は不十分な状況。国と連携しながら必要なものをそろえたい」と話した。