新型コロナ道内2日間で新たに24人 千歳市の感染者 100人超える

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  • 2020年5月25日

  道と札幌市は23、24の両日、新たに24人(23日9人、24日15人)の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。24日の新規感染者数は15日の10人以来、9日ぶりに2桁台となった。札幌市の70代の男性と性別、年代、居住地非公表の2人の計3人が亡くなり、道内の死者は81人となった。

   感染拡大が続く札幌市では23日7人、24日9人の計16人の陽性が判明。クラスター(感染者集団)が発生している介護老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」(北区)では石狩市の80代の女性入所者と、札幌市の70代男女2人の入所者が感染し計92人となった。

   勤医協中央病院(東区)では石狩管内の30代女性と札幌市の年代、性別非公表の2人の看護師のほか、札幌市の50~80代の男性と年代、性別非公表の入院患者4人の計6人が感染。同病院関連は9人となり、新たなクラスター発生の疑いがあるとみて調べている。

   このほか、札幌市では年代、性別非公表の1人が回復後、再び陽性に。道内の再陽性は14例目となった。小学生の女児の感染も確認された。

   千歳市では、40代の女性医療機関パート職員と無職男性、70代の女性2人の計4人が感染。同市の感染者は100人を超え、計103人となった。

   道内の感染者は延べ1054人(実人数1040人)。現在の患者数は239人で、15人が重症という。

   道が休業要請解除の目安として示す「5月末までに目指す姿」は、(1)1日の新規患者数(目標10人以下)は5・7人(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同3人以下)は2・1人(3)入院患者数(同250人以下)は227人(宿泊療養施設除く)―となり、5日連続で指標をクリアした。

   一方、国が緊急事態宣言解除の目安とする人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数「0・5人程度以下」については、「0・76人」と未達成。

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