道と札幌市は20日、新たに同市の70代男性1人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。道内の感染者数は延べ1019人(実人数1007人)。道が休業要請解除などの目安とする数値目標「5月末までに目指す姿」を初めて達成した。
道内の累計検査人数は、20日午後4時現在で1万1435人。治療を終えたのは670人で、現在の患者数は272人。17人が重症という。
軽症者向けに札幌市内に3棟設置されている宿泊療養施設では、1人が新たに入所して16人が退所。現在の総入所者数は22人となっている。
道が「目指す姿」として示している数値目標に対する20日時点の状況は(1)1日の新規患者数(目標10人以下)は5・1人(直近1週間の平均値)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同3人以下)は1・4人(同)(3)入院患者数(同250人以下)は250人(宿泊療養施設除く)―とすべて目標をクリアした。
一方、国が緊急事態宣言の解除の目安とする人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数「0・5人程度以下」については、20日までの1週間で「0・69人」で未達成。