道は20日、春の大型連休期間(4月29日~5月6日)の道内主要施設の観光客数が前年同期比で94・4%減だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2010年の調査開始以来、最大の下げ幅となった。
調査は道の駅や動物園、水族館など34の主要観光施設を対象に実施。客の実数は公表していない。緊急事態宣言期間中でもあり、28施設が休業もしくは一部休業していた。
また、ホテルなど宿泊施設136カ所では宿泊者数が前年同期比93・4%減となったほか、観光バス会社79社の稼働台数は同93・5%減といずれも激減。感染拡大が道内経済に与える影響を浮き彫りにした。
道経済部観光局では「調査結果を今後の道の施策検討や国への施策要望の基礎資料として活用したい」と説明。観光産業への打撃の大きさについて、「影響を注視し、必要な対策を検討していく」との姿勢だ。