千歳市は、市内の工業団地で操業し、市と事業用定期借地権設定契約(長期リース)を締結している企業の土地貸付料支払いを2021年3月31日まで猶予する。
新型コロナウイルスの影響を受けている企業への支援策で、対象は売り上げが前年同月比20%以上減少した企業。20年5月末から21年2月末までに支払いを迎える貸付料の期限を猶予する。
現在、千歳市内の11工業団地の立地企業は260社。このうち美々ワールドや流通業務団地などで市と土地貸付料契約を結ぶ企業は28社。レンタカーや観光バス事業などの複数の企業から新型コロナウイルス感染拡大で業績が悪化し、今後の事業の見通しが立たないという相談がきっかけ。企業からの申請で手続きを行う。