セレクションセール 8月24日に日程変更 日高軽種馬農協

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  • 2020年5月15日

  日高軽種馬農協は、新ひだか町の北海道市場で7月21日に予定してたサラブレッド1歳馬の競り市「セレクションセール」の日程を変更し、サマーセール開催週の8月24日に実施することを決めた。新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえた措置。サマーセールは当初、8月24日から27日までの4日間だったが、1日ずらして25日から28日までになる。

   セレクションセールは、上場申込馬を選考委員会が実馬検定でふるいに掛け選定しているセールで、良血馬が上場し、平均取引価格も北海道市場のセールで最も高い。昨年の同セールは236頭が上場し、197頭を売却。売却総額は約28億7300万円で、平均売却価格は約1460万円だった。

   日高地方の生産者は近年、北海道市場での販売依存度が高く、関係者は5月12日のトレーニングセールの中止に続いて、セレクションセールやサマーセールの開催動向を注視する。「これ以上中止が続くと、管内生産者は壊滅的な打撃を受ける」と危機感を募らせていた。

   例年であれば、実馬検定は4月に実施しているが、今年は新型コロナの緊急事態宣言などを受け、延期してきた。日高軽種馬農協によると、今月中旬までに実施検査を終え、月末ごろには選考で上場馬が決まる予定。

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