しらかば町のプチラパン ひとり親世帯対象に生ソフトを無償提供

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  • 2020年5月14日
ひとり親世帯へのソフトクリーム無償提供を企画した山下さん

  苫小牧市しらかば町のソフトクリーム専門店、幸せの生ソフトプチラパンが15~17日の3日間、ひとり親世帯にソフトクリームを無償提供する。1日10組限定。新型コロナウイルスの影響で市内の小中学校が臨時休校する中、育児や仕事に奮闘する親を支援しようと企画した。オーナーの山下詩麻さん(50)は「家族で笑顔になってほしい」と来店を呼び掛けている。

   自身もシングルマザーとして2人の子どもを育ててきた山下さん。休校の長期化で育児の時間や食費、光熱水費など生活コストが増え、ひとり親は特に負担が大きくなっていると指摘する。「経済的に苦しく、おやつ代を切り詰めている家庭もあるのでは」と考え、息抜きや楽しみの時間になるよう企画した。

   提供するのは同店の看板商品「幸せの生ソフト」(450円相当)。濃厚でクリーミーな味わいが特徴で、札幌市内で昨年開かれた道内のソフトクリーム人気投票で準グランプリに選ばれたという。

   受け取りを希望する前日に電話で申し込み、各日午前10時から午後4時に店頭で提供する。山下さんは「おやつは1日3食のごはんより優先順位が低いけれど、心を育てる大切なもの」とし、家族で一緒に食べてもらい「ひと時の心の安らぎになればうれしい」と話している。

   問い合わせ、申し込みは同店 電話0144(77)2796。

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