航空各社は27日までに、大型連休期間中(4月29日~5月6日)の予約状況を発表した。新千歳空港と結ぶ主要路線の予約率は例年だと90%近くに達するが、今年は10~60%程度にとどまる。新型コロナウイルスの感染拡大や国の緊急事態宣言に伴う外出自粛が影響している。
日本航空(JAL)の新千歳発着路線全体の予約率は、前年同期比60ポイント減の31・2%(上りが29・6%、新千歳着の下りは32・8%)。路線別では羽田線28・4%、伊丹線60・7%、関西線41・7%、中部線38・4%となっている。
全日本空輸(ANA)は、全体で74・9ポイント減の9・8%(上りが9・3%、下りは10・3%)。羽田線は8・5%、伊丹線は10・1%、関西線は7・2%、中部線は12・4%、福岡線は11・9%だった。
AIRDO(エア・ドゥ)は道内発着路線全体の予約率で、82・5ポイント減の10・1%。新千歳関連は羽田線が11・6%、仙台線は11・8%、中部線は12・4%、神戸線は5・8%。
上りのピークは1日、下りのピークは6日の予定。航空需要の低迷が続き、航空会社によっては、期間中のさらなる減便も視野に入れている。