恵庭のギター職人・鹿川慎也さん 道産木材使用の3本 札幌で試験販売 「道外産との違い味わって」

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  • 2020年4月11日
道産木材のギターを販売する島村楽器札幌パルコ店

  恵庭市内のギター職人、鹿川慎也さん(32)が道産木材を使って製作した3本のエレキギターが、島村楽器札幌パルコ店で試験販売されている。同店担当者は「今までにないアプローチで作られたギターで、鹿川さんのノウハウが詰まっている。丁寧な作りと素材の良さがしっかり感じられ、できれば販売を継続できるようなシリーズになれば」と期待している。

   試験販売は6月20日まで。▽TE Hokkaidowood―kihada(税込み31万5700円)▽TE Hokkaidowood―kurumi(同34万9800円)▽TE HokkaidowoodDropTop―tamo(同50万3800円)の3本が3月21日から店頭に並べられた。同店によると、試奏した来店客は「弾きやすい」「音がいい」と口々に語るという。

   商品は上川管内の中川町や下川町産のキハダやクルミの木材を使って、鹿川さんが昨年から製作してきた。音の抜けが良く、響きも適度な甘さを持っているのが特徴だ。鹿川さんは「実際に弾いてみて、ほかの木との違いを味わってほしい」と話す。

   また、オリジナルギターを作る鹿川さんの元には2月以降、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で家で過ごす時間が増えたとみられる人からのギターの修理、調整の依頼も増えているという。

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