千歳市の友好親善都市の中国・吉林省長春市から26日、医療現場で使用するサージカルマスク1万枚が到着し、各5000枚を千歳医師会と千歳歯科医師会に届けた。両医師会を通じ市内の100カ所の医療施設に配布される。
中国で新型コロナウイルスの感染が拡大していた2月、長春市からの依頼で千歳市が備蓄していた防護服100セットとマスク4000枚を届けた経緯がある。この返礼の意味を込め、先ごろ、長春市から「支援したい」と申し入れがあった。
マスクが入った段ボールには「友人同士はどんなに離れていても心はそばにある」という意味の漢詩が記されていた。
千歳市は「こちらが送った以上の物資をお返しいただいて、大変ありがたく思います」と話している。