遠い春

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年2月28日

 札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)でのマスク姿が、一段と増えた。満員電車を避けるため時差出勤を心掛けているが、仕事上、そうもいかない日もある。特に地下鉄のぎゅうぎゅう詰めの車内は気を遣う。昨日開会した定例道議会も議場はほぼ全員がマスク姿。厳戒態勢の季節が行く。

 新型コロナウイルス感染確認の発表で連日連夜、道庁や札幌市役所で記者会見が続く。道政記者クラブの各社の記者たちも、疲労感がにじみ始めている。当初は国籍すら明らかにせず、居住地も「道内」としか発表しなかった道も、違和感を指摘する記者団や道民の意見を重視して姿勢を転換。「振興局単位」を基本に、ケースによっては市町村名も公表している。まだルールは曖昧だが、情報公開度は徐々に高まりつつある。

 クルーズ船関連を除き、都道府県では全国最多(54人=27日現在)の感染が確認されている本道。教育現場での感染も目立ち始めたことを憂慮した鈴木直道知事は、27日から1週間、全道の小中学校を休校させる「前例なき取り組み」にかじを切った。26日の会見で知事は「政治は結果責任。全ての責任は私が負う」と言い切った。

 この道知事の決断に呼応したかのように安倍晋三首相も27日に突然、3月2日から春休みまで全国の小中高校などに臨時休校を要請することを表明。政府も感染拡大防止に必死だ。見えない敵との戦いが続く。春はまだ遠い。(広)

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