千歳市は7日、移住・定住を考える道内外の人に北海道の冬の暮らしを体験してもらう恒例の「泉沢向陽台住宅地見学ツアー」を開いた。2017年2月の初開催以来今回が4回目。参加者が冬道のドライビング体験や電気とガスの暖房コスト、現地視察や住宅メーカーの工場で結露を起こさない省エネの住宅構造に理解を深めた。
今回は札幌や恵庭、東京、千葉、大阪、京都から7組9人が参加。一行は、JR南千歳駅前の千歳アルカディア・プラザをバスで出発。自動車教習所教官の指導の下、特設コースで冬道走行を体験。ホテルでは暖房コストに関して北電と北ガスの担当者の説明を受けた。昼食を挟み、住宅メーカー、アーキビジョン21の本社工場と住宅建築現場を見学。泉沢向陽台の住宅地を散策した。
恵庭から参加した会社員男性(37)は「ほかに比べて区画が広いし価格も安い。職場に近くなるし家庭菜園を楽しみたいので決めました。秋までに移りたい」と笑顔で話した。