新型コロナウイルスがまん延する中国に道内からマスクを送る活動が広がる中、千歳市は6日、同市の友好親善都市である中国・長春市に医療従事者向けの感染防止用マスクなどを発送した。
新型コロナウイルスによる肺炎が広がっていることを受け、千歳市が3日に長春市に連絡を取り、現地での防護物資不足が判明し、提供を決めた。
発送したのは、同市が備蓄する防じんマスク1000個、防護服や防護用眼鏡、ゴム手袋などが入った感染対策防護キット100個、フェースマスク3000枚。千歳市によると医療従事者が使用するという。
この日、市役所本庁舎1階で、山口幸太郎市長が千歳郵便局の担当者に救済物資を手渡した。
市長は「一日も早い終息を願っている。少しでもお役に立てば」と話した。
両市は、2004年10月に友好親善都市を提携し、相互訪問するなど交流を深めている。