整備休館中のサケのふるさと千歳水族館で20日、支笏湖水槽の清掃が行われた。職員7人と今回初めて水族館の市民ボランティア「サケのふるさと村教授会」のメンバー7人も応援に加わって、水槽内外のクリーン作戦を繰り広げた。
今月14日から休館し、水槽清掃は15日から本格化した。20日は朝から支笏湖水槽の水を抜き、底から20センチの水位まで下げ、ヒメマスなどを残したままで作業した。
職員や教授会のメンバーは胴付き長靴やドライスーツ姿で、アクリル製水槽の内と外でスポンジやタオルを使い、丁寧に汚れを落とした。疑木や擬岩は付着した藻を金属ブラシなどできれいに除去した。
骨の折れる作業だが、教授会のサポートに感謝しきりの菊池基弘館長は「教授会さんから申し出があり、初めて実現しました。ありがたい」と語った。
21日は大水槽で潜水清掃、27日には千歳川ロードの清掃を行う。30日までに全作業を終え、2月1日から営業を再開する。支笏湖水槽に新たにヒメマス500匹を加えるほか、小水槽にシロザケの幼魚1万尾を展示する。