廃棄物の運搬・処理やリサイクル業務を担う千歳市流通のクリーン開発は11日、子供たちにリサイクルの大切さを実感してもらう環境学習を千歳市青少年会館で開催した。使用済みの食用油を使って小学生が色とりどりの「エコキャンドル」を作り、再利用の大切さを学んでいた。
同社は同会館の指定管理者。リサイクルなどの工夫でごみ減量につながること理解してもらう目的で学習会を開催、今回で12回目。小学生21人が参加した。
会場では食用油を鍋に入れてカセットこんろで加熱。青、緑、赤、オレンジ、ピンク、白のクレヨンをそれぞれの鍋に入れ、食用油用凝固剤も投じた。容器に着色した油を入れ、芯となる糸を差し込んで冷やすことでろうそくになる。
単色だけでなく、会場に用意された雪の入った容器で冷やしながら、「緑と青と赤」「赤と白」など複数の色が層のようになって美しいろうそくを作る参加者もいた。小学4年生の鈴木陸久君は「全色を制覇しました。うまくできた」と満足そうだった。
企画の運営に携わる同社ポリッシュアップ事業部の野口正寛次長は「楽しみながら環境に興味を持ってもらえたらいい」と話していた。