2019年1~12月分の新千歳空港出入国者数(概数値)日本人と外国人の合計は前年比3・7%(14万100人)増の386万6300人で過去最多を記録した。札幌出入国在留管理局千歳苫小牧出張所が10日に発表し、12年から8年連続の増加を維持した。
夏以降に日韓関係の悪化で月単位の前年割れが続いてきたが、好調だった上半期(1~6月)の実績を”貯金”として通年で増加を保った。
外国人は2・4%(8万1600人)増の345万4000人、日本人は16・5%(5万8500人)増の41万2300人。伸び率では訪日客主体の外国人よりも日本人の方が高くなった。
入港機数は日本機と外国機で8・1%増の計1万1507機。内訳は外国機で5・2%(548機)増の1万965機、日本機で2・4倍(317機)増の542機だった。
出入国者数は通年増加を続けたが、同時に公表された12月分では前年を割り込んだ。日本人と外国人の合計は前年同月比8・3%減の38万100人。日本人は9・6%増の2万9500人と伸びたが、外国人は9・5%減の35万600人と落ち込んだ。
同月の入港機数は日本機と外国機で5・8%減の計1051機。日本機が2・6倍の37機、外国機が8%減の1014機となった。