不動産の日動(札幌市、前川大輔社長)は来春、千歳市幸町3に「(仮称)千歳幸町ホテル」を開業する。地上10階建てのビジネスと長期滞在向け(家電家具付き)の併用タイプで客室は98室。千歳進出の理由について前川社長は「本道の空の玄関口。空港民営化で一層の活況が見込まれるため」と語った。
建設予定地の敷地面積は1966平方メートル。鉄筋コンクリート造り地下1階地上10階建て延べ床面積は2988平方メートル。
みずほフィナンシャルグループの芙蓉総合リースが山三ふじやグループが所有する旧北洋銀行千歳店の跡地を賃借しホテルを建設。日動がホテルを賃借して運営するリースバック方式。前川社長は「ビジネスや訪日客をはじめ、空港関係の長期滞在者がターゲット」としている。
4月の着工に向け、今月中旬から現存施設の解体工事を始める。オープン予定は来年4月で総事業費は未定。
日動は札幌を中心に分譲・賃貸マンションやウイークリーマンション、道内でホテル運営を手掛ける不動産会社。グループ企業は北広島、小樽などでクラッセホテルを運営。「(仮称)千歳幸町ホテル」は同社直営でホテルクラッセステイ札幌と同規模という。