千歳習字教育連盟(國吉智子会長)は5日、第49回新年書き初め大会を千歳市開基記念総合武道館で催した。幼児、小中高校生、社会人までの約250人が参加。新たな決意を込めて筆書した。
千歳、恵庭、札幌市内の書道教室10カ所に通う生徒らが参加。5歳から70代までの参加者は画仙紙や半紙に書いた。学年によって違う課題は「天地清新」「早春の青空」「新雪の春」など。中学生から社会人までの有段者は中国の古典に材を取った漢文を表現した。
30分の制限時間内に、手本を見ずに規定枚数を仕上げた。終了後は作品を観覧席に向けて掲げ、保護者などから拍手を受けていた。小学5年生の女子は「書き初めは初めて。字がきれいになればいいと願いを込めて書きました」と話した。
國吉会長は「来年の書き初め大会は50回目の記念。日本の文化である書道を続けてほしい」と願っていた。